白内障の症状が出た人に看護は必要?

白内障はカメラのレンズ部分に当たる水晶体が

白く濁って、物が見えづらくなる症状が出ます。

水晶体の混濁が進行すると、日常生活に支障を

きたすほど視界が悪くなるケースももあります。

また混濁した水晶体は光を乱反射させるので、

太陽の光や電灯を普通の人よりも眩しく感じて

しまいます。そうなると外に出られなくなる人も。

自分、もしくは家族が白内障でそのような

状態になったら、看護は必要となるのでしょうか…?

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白内障患者に看護は必要?

結論から言いますと、日常生活に支障をきたすまで

白内障が進行している場合は、確かに看護や介護は

必要となるでしょう。

しかしそこまで病状が進行している場合、専門医から

手術をすすめられるのが一般的です。

手術は怖くて踏ん切りがつかない、日常の看護も

必要ないとご自身では思うでしょうが、日常生活に

まで影響が出るほど白内障の症状が現れた場合、

外出はおろか、室内で過ごすにも不便をきたす

ことも。

このような状態になるとQOL(Quality of life)、

つまりは生活の質の低下とも呼ばれます。

生活の質が低いと生きる楽しみも少なくなり、

治療にも積極的になれませんし、精神的にも

落ち込みがちになり、ますます病状が悪化、

ひどい時には寝たきりになる可能性も充分に

考えられます。

家族と一緒に住んでいる、もしくは常に介助者の

いる環境である患者でないと、QOLの維持は困難に

なることから、白内障患者が高齢者なら、なおさら

日常生活のサポートが必要となると考えられます。

白内障ではなくとも、病気になったり、高齢により

身体機能が低下したりと、長期に渡り介護や看護が

必要になると、患者本人のストレスも溜まる傾向に

あります。

もし白内障手術をすれば、介護や看護が必要なくなる

のであれば、手術という選択もあるでしょう。

車の運転はさらに危険!

白内障が進行すると、濁り始めた水晶体では、

ぼやけて見えたり、光を眩しく感じる症状が

現れるため、車の運転は大変危険です。

車の運転は白内障患者は控えてください。

そもそも医師からも止められますし、免許更新も

できなくなります。

かかりつけの眼科が遠方の場合、公共機関を

使うか、介助者の運転で通う必要になります。

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白内障の手術には介助者が必要になることも

今では白内障手術は成功率もかなり高くなり、

日帰り手術も可能になりました。

それでも目の手術ですので、手術後は万全を

期して介助者、付き添いが必要になることも

あります。

手術をした直後は眼帯をして手術した目を

保護するため、しばらくは片目で過ごします。

片目では遠近感や段差の距離感が掴みにくく、

帰路が危険です。

運転は絶対にできません。

さらに白内障の手術後も、視界が安定するまで

時間がかかります。

メガネや老眼鏡が新たに必要になる人も。

白内障の病状や術後の状態によっては、

付き添いは必要がないと判断する医師も

いますし、付き添いがいない場合は、

眼帯ではなく保護メガネで対応してくれる

病院もあります。

しかしやはり迎えや介助をしてくれる人が

いれば安心でしょう。

視界が元に戻るようになるまで、ある程度の

時間がかかりますので、日常生活でも気をつける

必要があります。

まとめ

白内障患者には、看護というよりも介助を

する人がいた方が良いでしょう。

白内障の患者の大半は高齢者です。

普段から日常生活の介助を受けていた上に、

視界も悪くなり、さらに介助が必要となると

精神的にもストレスが溜まり、心身に不調を

きたすケースも考えられます。

また白内障の手術を敬遠し、そのままにしておくと

水晶体はいよいよ白く濁り、硬化してしまいます。

そうなると有無を言わさず手術となる上、

合併症リスクも高まります。

日常生活に支障をきたす前に、白内障手術に

踏み切ることをおすすめします。

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