目にいいことで有名な成分ビルベリー。
ビルベリーが配合されたサプリメントも、
通販やドラッグストアに並んでいますが、
具体的にどのような効果・効能があるかは
ご存知でしょうか？
ブルーベリーとの違いは？
緑内障にも効果があると噂がありますが…？
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ビルベリーに含まれるアントシアニンって？
ビルベリーの効果・効能を説明するには、
まずアントシアニンの説明から始める
必要があります。
なぜならば、ビルベリーの健康効果は、
アントシアニンのはたらきが多くを
占めているからです。
アントシアニンとはポリフェノールの
一種で、紫色の天然色素のことです。
天然色素はルテインでも知られている
ように、単なる色の成分ではなく、強い
抗酸化作用を持っていることもあります。
アントシアニンにも、強力な抗酸化作用を
持っていることがわかり、視機能の改善を
中心に積極的なビルベリーの摂取が
推奨されています。
野菜や果物に含まれる紫色の天然色素は、
強い紫外線から身を守るために作られます。
もちろんブルーベリーや紫玉ねぎにも
アントシアニンは含まれています。
ビルベリーは日照時間が長い北欧地方で
生産されているため、より強い抗酸化作用が
必要になったのが、アントシアニン含有量が
他の植物よりも多い理由です。
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ビルベリーの効果・効能
では、ビルベリーにはどのような効果・効能があるのでしょうか？
1 紫外線・ブルーライトから目を守る
ビルベリーの効果や効能については、
まず第一に視力や視界に関する
機能改善が挙げられます。
先ほどビルベリーは北欧の長い日照
時間に耐えるため、アントシアニンが
より多く生成されると説明しました。
アントシアニンは、人体に対しても、
紫外線やブルーライトと言った網膜までに
達するような強い光から守ってくれます。
パソコンやスマホなどの長時間強い
光を受けた後でも、アントシアニンの
作用により回復が早くなるでしょう。
2 視機能の改善
人の目には網膜という光を感じる
器官があります。
ロドプシンというタンパク質が分解する
ことによって、脳に信号を送り、網膜に
届いた光や目に見えた情報を認識する
ようになるのです。
ロドプシンは人体で再合成しますが、
加齢によって再合成機能な落ちていきます。
ロドプシンが不足すると、目がかすみ
やすくなる、目が疲れやすくなるなどを
引き起こします。
ビルベリーに含まれるアントシアニンは、
ロドプシン再生機能を促進します。
つまりドライアイや目の疲れを早く
回復させてくれるのです。
3 網膜症の予防
アントシアニンにも様々な種類があり、
ビルベリーにも15種類のアントシアニンが
含まれています。
その中の1つデルフィニジン系の
アントシアニンには、毛細血管を
保護する働きがあります。
毛細血管は網膜にも栄養や酸素を
届ける役割があります。
しかし糖尿病などの合併症で毛細血管が
破れやすくなり、結果網膜症になりしまう人も
増えています。
糖尿病網膜症は日本では2番目に
多い失明原因です(1位は緑内障)。
網膜が強くなれば、それだけ網膜症に
なる危険性が減るでしょう。
4 美肌・アンチエイジング効果
ビルベリーは美肌、アンチエイジング食品
としても注目を浴びています。
ビルベリーにはアントシアニンだけではなく、
様々な抗酸化作用成分が含まれています。
これら抗酸化作用成分は肌にもはたらき、
ニキビやシミ、シワの生成を阻害すると
期待されています。
ビルベリーは緑内障予防になる？
明確な原因も不明で、それゆえに予防も
難しいとされる緑内障。
しかし最近になって、ビルベリーに含まれる
アントシアニンが、緑内障予防に効果が
あると言われるようになりました。
日本人に多い「正常眼圧緑内障」は、
網膜や眼底を通る視神経の血流が何らかの
理由で悪くなったことにより起こると
言われるように。
アントシアニンは毛細血管を保護し、
強化するはたらきも認められています。
このことから、アントシアニンが緑内障
予防に効果があるのではないかとの
見方が強まっています。
さらにビルベリーは視神経の細胞死を
引き起こす特殊なタンパク質「分子
シャペロン」を抑制するとの論文もあります
(わかさ生活と東北大学の共同研究)。
まとめ
緑内障は、病状の進行を抑える
方法しかないのが現状です。
ビルベリーが緑内障予防にはっきりと
効果があるのなら、今後緑内障になる人、
病状が重度に進行する人も激減するでしょう。
今後の研究に期待ですね。
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