緑内障は子供でもなる!?VRやスマホに夢中なら注意!

お年寄りの視力低下は緑内障が原因なことも多く、

緑内障イコール老齢者特有の病気というイメージがあるようです。

確かに緑内障は世代で見ると

40歳頃から20人に1人と急激に増え、

70歳以上ともなるとさらに数を増やします。

ですので職場の健康診断でも

眼圧と眼底を調べる緑内障検査が行われます。

健康診断で緑内障の検査が行われない、

職場で健康診断がない場合でも、

年に1度は眼科で緑内障検査をする必要があるでしょう。

しかし最近では子供も緑内障が問題視されています。

テレビゲームの普及により、

近視の子供が増えてため、

他の目の病気も心配されるようになりました。

テレビゲーム以外にも、

パソコンやスマートフォン、タブレットが

家庭でも教育現場でも用いられるようになったのも

子供の目の病気が不安視される理由の1つです。

またVRあるいは3D映像は子供に対して

使用の禁止をしているケースが多いため、

子供に対して何か目の疾病が

起こるのではないかと考えが広まったと考えられます。


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子供の緑内障の原因は?

子供の緑内障は基本的には

先天性緑内障(発達緑内障)が大半を占めます。

先天性緑内障とは隅角の発達に異常があり、

眼圧がコントロールできなくなる緑内障のことです。

原因は未だはっきりしていませんが、

遺伝も少なからず影響していると言われています。

先天的な緑内障の他にも、

ステロイド治療が原因で

緑内障になることがあります(続発性緑内障)。

大人が罹るような慢性緑内障が

子供にも同様に起こってしまう

ケースはまずないと言っても良いでしょう。

ゲーム機やスマホの見すぎは要注意!

しかしゲーム機やスマホなどの液晶画面の見過ぎは、

大人でも緑内障リスクが高まると言われている通り、

子供にも関係ないはずありません。

目の酷使が緑内障の絶対的な原因になるとは

言い切れませんが、将来的に緑内障になるリスクが高まります。

特に今の子供たちは中高年と比べ、

小さな頃から液晶画面を長時間見る機会が増えています。

今では40歳以上に緑内障の注意喚起がされていますが、

近い将来、30、いいえ20歳頃から

緑内障検査が推奨される可能性も考えられます。


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子供がVR禁止の理由

VR、3DSと言った立体映像が視聴できる機械の

利用には年齢制限があります。

VRを配信しているメーカーにもよりますが、

多くは12歳から13歳未満の子供には使用禁止とされています。

VR映像を見る時と、通常の景色を見る時では

目の使い方が違ってきます。

ものの立体感を生み出すためには、

目を寄り目(輻輳)にし、

水晶体を膨らませて調節する必要があるのですが、

VRの場合はさらにスクリーンと見えている

立体映像との距離感に違和感があるため、

目に大きな負担がかかります。

大人でも3D映像を見たあと気分が悪くなる人もいます。

子供ならさらに負担がかかっていることでしょう。

それだけではありません。

VRは子供の目の発達にも影響を及ぼします。

子供の視野と立体視細胞は6歳頃まで発達を続けます。

立体感の成長途中に3D映像を見ると、

立体視細胞の成長が阻害されるだけではなく、

寄り目が戻らなくなる、つまり斜視になってしまうことがあります。

実際に3D映を観た4歳の子供が斜視になってしまい、

手術したケースもあります。

大人も3Dを観た後寄り目になってしまうケースもありますが、

2から3日程度で元に戻るようです。

しかし子供の場合は治療に数ヶ月、

あるいは先述したように手術が必要になる場合があります。

VRに関しては立体視やではなく、

瞳孔間距離も関係しています。

瞳孔間距離とは左右の瞳孔の間の

距離のことで空間認知に大きく関わります。

PSVRなどVRを観る装置でも瞳孔間距離を設定する機能があり、

きちんと設定しないと大人でもVR映像を楽しめない場合があります。

逆にいえば、瞳孔間距離を調節できれば大丈夫ですので、

瞳孔間距離を配慮した映像も最近では増えつつあります。

それでも13歳未満は使用を禁止しているのは、アメリカの法律から。

VR映像やそれを視聴する機材の大半は

インターネットに接続する必要があります。

インターネットで未成年が

トラブルに巻き込まれることがないよう

「COPPA」というアメリカの法律が制定されました。

子供向けVRも誕生

子供のためのVRがグリーと

イオンファンタジーから開発されています。

VRを視聴するVRゴーグルは、

レンズが左右にあるメガネ型(複眼HMD)が一般的です。

子供向けはレンズが1つの単眼式で、

ゴーグルではなくヘルメット型に。

映像も低年齢向けで2018年春から

導入を予定しているとの情報があります。

目が疲れにくいような配慮もされているとのこと。

とはいうものの、

もし子供に体験させる時は十分な注意と

休息を考えて使用したいものです。

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