目のたるみ、どうして起こるのでしょうか？
原因がわかれば、対処法もわかりますね。
目のたるみやシワには注射が良いと
言われていますが、メリットとデメリットは？
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目の下のたるみの原因は？
目の下のたるみの原因は、大きく分けて
・加齢
・目の酷使
・紫外線
の3つがあります。
加齢
加齢は目の下のたるみの最大の
原因と言えるでしょう。
目は眼窩脂肪(がんかしぼう)と眼輪筋
(がんりんきん)などで支えられています。
加齢の体衰えは、眼輪筋も同じ。
目を支えている筋肉が衰えると、眼球自体の
位置も下に下がっていきます。
眼球が下がると、眼窩脂肪も一緒に下がり、
目の下の皮膚に押し出される状態に
なってしまいます。
この眼窩脂肪が押し出された部分が
目のたるみとなってしまう訳です。
目の下のたるみに触れると、
プニプニするはずです。
また加齢によって、皮膚も劣化していきます。
皮膚の下(真皮)には、肌のツヤや弾力を
出しているコラーゲン、ヒアルロン酸があります。
ヒアルロン酸、コラーゲンは真皮にある
線維芽細胞(せんいがさいぼう)が生産しています。
この線維芽細胞は、年を取ると衰え始め、
コラーゲンやヒアルロン酸の生産は
減って行き、たるみやシワができやすくなります。
目の酷使
スマホやパソコンなどを長時間
使う人が増えましたね。
スマホなどを長く見ていると、まばたきの
回数が減ってしまいます。
まばたきの回数が減ると、目の周囲の筋肉、
つまり眼輪筋が衰えてしまいます。
もう1つ、まばたきをしない状態が長時間続くと、
血行が悪く、老廃物も溜まりやすくなります。
そうなると皮膚の新陳代謝も悪くなり、
お肌の弾力の元であるヒアルロン酸、
コラーゲンの生産が余計に衰えてしまいます。
紫外線
紫外線がお肌の大敵であるのは、
よく知られています。
紫外線は真皮にまで届き、線維芽細胞に
ダメージを与えます。
ダメージを受けた線維芽細胞は
ヒアルロン酸やコラーゲンの生産に
悪影響を及ぼします。
日に焼け放題でケアしないお肌は、
シワが多くのなるのはこのため。
しかも紫外線は蓄積するので、紫外線対策を
ちょっとサボるくらいはいいか…では済まされません。
以上の3つが、目の下のたるみの主な原因。
加齢は誰にでもくる、どうしようもない
ファクターではありますが、そのほかの
2つは防ぐことができますね。
スマホやパソコンの長時間使用はできるだけ
避けるようにしましょう。
仕事でどうしても使う場合は、適度に目を
休めることが大切です。
眼輪筋を動かすなどのトレーニングも
たるみ改善に効果が期待できます。
また男性も女性も紫外線対策はしっかりとしましょう！
帽子、日傘、日焼け止めはもちろんですが、
目を守るガード付きのサングラス
(白内障サングラス)もおすすめです。
ヒアルロン酸注射のメリット
目の下のたるみ、解消するには美容整形外科で
脂肪除去手術するしかない、という思っていませんか？
実は切らずにヒアルロン酸注射を施し、皮膚の
凹んだ部分を埋めることで解消できます。
目の下にたるみができる原因が、ヒアルロン酸と
コラーゲンの減少ですから、注射を使って
注入すれば、お肌のハリとツヤが戻ります。
目のたるみだけではなく、顔全体のしわへの
アプローチにもヒアルロン酸注射は使われています。
メリット
・切らずに注射器で注入するだけの手軽な方法
・症例数も多い
ヒアルロン酸注射は、世界的に
普及されている美容法です。
しわの他、鼻を高くしたり豊胸にも
使われています。
ですので多くの美容専門医がヒアルロン酸
注射の知識や技術を高めています。
副作用リスクが低い
ヒアルロン酸注入の歴史は長く、その分
より安全で効果の高いヒアルロン酸の
研究が勧められています。
注入後は内出血や腫れが出ることが
ありますが、数日で消えます。
ダウンタイムが短い
メスで切るようなことはないので、
皮膚を回復させる時間も短いのです。
もし内出血や腫れが出ても、数時間、
長くても2週間で消えます。
即効性がある
肌の凹んだ部分をヒアルロン酸で
埋めるので、注入後すぐに効果が表れます。
安価(6万から10万円ほど)
ヒアルロン酸注射は、ピンポイントで
注入が可能です。
注入するヒアルロン酸が少なければ、
それだけ費用も安く住みます。
どれだけ注入するかは医師と相談してください。
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ヒアルロン酸注射のデメリット
ヒアルロン酸注射は手軽な目のたるみ解消
方法ですが、デメリットももちろんあります。
数ヶ月で吸収される
ヒアルロン酸は時間が経てば体に吸収されます。
最近では1年近く残るヒアルロン酸も
開発されていますが、それでもいつかは
消えてしまいます。
数ヶ月から半年後には、再び美容外科へ
行く必要があります。
余計にたるみが目立つ場合がある
目の周りの皮膚は顔の中でも薄いため、
ヒアルロン酸を注入した部分がたるんで
しまい、余計にたるみになってしまう人もいます。
ヒアルロン酸にも薄い部分に対応したものが
ありますが、皮膚にも限界があるため、余計に
ひどくなってしまうことも。
その場合はヒアルロン酸を溶かす
ヒアルロニダーゼを注入し、一度元に
戻す必要があります。
しかしこのヒアルロニダーゼは、アレルギー反応を
起こす人がいるので、誰でもすぐに元通り、
という訳にはいきません。
ヒアルロニダーゼが使えない場合は、ヒアルロン酸が
吸収されるのを待つしかありません。
目の下のたるみ解消に脂肪除去手術を
勧められるでしょう。
チンダル現象が起きる
チンダル現象とは今回の場合で言うと、
強い光を当てるとヒアルロン酸が注入した
部分が透けて見える現象です。
整形したことがバレる可能性があるのですね。
ヒアルロン酸注射は、整形の中でもハードルの
低い方法ではありますが、バレたくない人はご注意を。
まとめ
ヒアルロン酸は安全な薬品ですが、
やはり異物を入れることには変わりません。
拒否反応が強く出る場合もあるので、
医師とよく相談し、アレルギー反応も
必ずチェックしてから行いましょう。
また注射して目のたるみがなくなった
からと言って、目に悪い習慣を続けても
良い訳ではありません。
目の酷使や紫外線にはくれぐれも気を
付けてください。
お肌に良い食習慣を続けることも大切です。
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