ルテインの黄体嚢胞症状、大きさや痛み出血について

ルテイン黄体嚢胞(のうほう)とは、卵巣に

できる腫れのことです。

ルテイン黄体嚢胞は、排卵すれば誰でも

できる腫れです。

妊婦によくある腫れと思われがちですが、

妊娠していなくともルテイン黄体嚢胞が

できることもあります。

腫れの大半は小さいままで、数週間で

自然消滅する、取るに足らない病気です。

しかしまれに非常に腫れが大きくなり、

茎捻転や破裂の恐れがあります。

ではもしルテイン黄体嚢胞が深刻な

状態になっている時、どのような症状が

表れるのでしょか?

ルテイン黄体嚢胞の大きさや痛みなども

知っておけば、いざという時に病院で

相談しやすいですね。


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ルテイン黄体嚢胞の大きさは?

黄体は排卵した時に発生します。

妊娠状態になると、黄体は受精卵を

育てたり、体に妊娠したという信号を

送ったり、女性ホルモンを分泌させようと

する役割を果たします。

女性ホルモンを分泌させようと黄体が

刺激を送ると、黄体に液体がたまり、

腫れを引き起こします。

これがルテイン黄体嚢胞です。

ルテイン黄体嚢胞の大きさは、平均して

6cm未満です。

しかし6cm以上(医師によっては7cm以上)、

時には10cmほどにまで大きくなる場合もあります。

ルテイン黄体嚢胞に症状はある?

ルテイン黄体嚢胞は問題ない場合は、

自覚症状はチクチクとした痛みが

あるくらいです。

ただしルテイン黄体嚢胞が大きな

ものである場合、急激な吐き気や腹痛、

出血がある場合があります。

痛みが強すぎてショック症状を起こす人も。

妊娠中に激しい腹痛や嘔吐、出血の症状が

出たなら、すぐにでもかかりつけの

産婦人科を受診しましょう。

妊娠していない女性の場合、ルテイン黄体

嚢胞ではなく、卵巣嚢腫の可能性も考えられます。

どちらにせよ、婦人科の受診と治療が必要になります。

痛みや出血はなくともルテイン黄体嚢胞が

大きい場合、激しい運動(性交含む)をした際に

茎捻転(けいねんてん)を引き起こす場合があります。

ルテイン黄体嚢胞で痛む時は?

生理中、もしくは妊娠初期になると

下腹部に鈍い痛みを伴うことがあります。

痛みは気になる程度から、我慢出来ない

ほどの痛みまで様々です。

ルテイン黄体嚢胞の場合は、チクチクと

刺すような痛みを感じます。

痛みが軽く、しばらく横になっていれば

大丈夫であれば問題ありませんが、痛みが

強くなったり、出血もあるようでしたら

産婦人科を受診しましょう。

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ルテイン黄体嚢胞で出血した時は?

妊娠すると、黄体が卵巣に働きかけた刺激に

よって出血する場合があります。

この時の出血の大半は卵巣に溜まり、

ルテイン黄体嚢胞となる訳ですが、ルテイン黄体

嚢胞が大きいと破裂して出血が起きることも。

出血した場合は、かかりつけの産婦人科に

相談しましょう。

ルテイン黄体嚢胞の治療は?

ルテイン黄体嚢胞は大半は卵巣に吸収され、

自然消滅します。

しかしまれですがルテイン黄体嚢胞が

大きくなると、吸収しきれずに長く卵巣に

留まる場合があります。

ルテイン黄体嚢胞の状態によっては

様子見しますが、胎児の成長を阻害したり、

破裂したりすると医師が判断した場合は、

治療が必要になることも。

妊娠していない女性は、他の卵巣の病気の

可能性も考えられますので、詳しい検査が

必要になります。

治療方法は手術、腹腔鏡手術などの

方法があります。

医師とよく相談して治療方法を決めましょう。

まとめ

ルテイン黄体嚢胞はほとんどが母体も

胎児にも問題ないものです。

しかし痛みや出血など、少しでも不安な

ことがあれば、すぐにでも産婦人科に

相談しましょう。

また妊娠していない女性がルテイン黄体

嚢胞の手術をしても、卵巣の働きに問題が

なければ妊娠は可能です。

定期的な婦人科系の検査を忘れないことが

大切です。

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