近年、20代30代と言った若い世代の
白内障患者が増えているそうです。
その理由の1つに、牛乳やそれを使った
乳製品によりタンパク質の過剰摂取が
挙げられています。
牛乳及び乳製品は健康食品として
古くから摂取を推進されてきました。
最近になって、実は牛乳は骨を作るどころか、
骨粗鬆症を促進するとも言われるように。
そして牛乳や乳製品に含まれるタンパク質が
白内障の原因になるとも。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、ダイエット、
便秘、アレルギーなどの体質改善にも良いと
毎日のように食べている人も多くいますね。
このままでは、若い世代の白内障が
増えるのでしょうか?
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なぜ牛乳やヨーグルトが白内障の原因に?
牛乳やヨーグルトには乳糖が含まれています。
この乳糖は、体に入るとグルコースと
ガラクトースに分解されます。
ガラクトースは体内のガラクトキナーゼ
という酵素のはたらきによって、
グルコースに変換されて吸収されます。
しかしガラクトキナーゼが一度に
変換できる量は限られており、
グルコースになりきれずに余ってしまった
ガラクトースは、水晶体に集まります。
糖の一種が水晶体に蓄積されるのです。
つまり糖尿病白内障と同じように、糖が
白内障を促進してしまうのです。
ガラクトキナーゼは生まれた頃から
体内にある酵素ですが、徐々に減って行きます。
また生まれつきガラクトキナーゼを
持っていない、もしくは極端に少ない人も
いて、このような人は牛乳を飲むとお腹が
痛くなる傾向にあります。
そして日本人は、他の人種と比べて
ガラクトキナーゼの数が少ないとも
言われています。
牛乳や乳製品はどのくらいの量が良い?
しかし乳製品、特にヨーグルトは乳酸菌や
ビフィズス菌が含まれており、これらの菌は
健康に良いことは確かです。
乳酸菌の効果を考えれば、今すぐ食べるのを
止めろと言えません。
ガラクトースが溜まらない摂取目安量は
牛乳 200g
ヨーグルト 100gから300g
と言われています。
プレーンヨーグルトは500gパックで
売られていますが、2日で1パックを
消費するようなペースで。
ヨーグルトの食べ過ぎは脂肪分の
過剰摂取も心配ですし、お腹がゆるく
なりやすくなるためにも気をつけた方が
良いでしょう。
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ヨーグルトと白内障は実は心配ない?
ヨーグルトと白内障の関係はラットを
使った実験で証明されました。
若いときからヨーグルトと与えたラットは
2ヶ月から3ヶ月で白内障になり、大人に
なってからヨーグルトを与えたラットは
4ヶ月から5ヶ月で白内障になると研究
結果が出ています。
しかしこの実験では、1日に与えていた
ヨーグルトの量は、ラットの体重の1/3。
これを体重60kgの人間に換算すると、
1日に約20から24kgのヨーグルトを
食べていたことになります。
500gのプレーンヨーグルトで42箱。
いくらヨーグルトを信奉している人でも、
1日に42箱は不可能でしょう。
とは言うものの、白内障になった18際の
若者は、中学生頃から毎日のように
プレーンヨーグルトを500g食べていた
との発表もあります。
日本人の摂取限界は500g未満が
良いということでしょうか?
ちなみに古くからヨーグルトを
食べている欧州の国では、1日に
1リットルほどヨーグルトを食べる
地域があるそうです。
だとしたら、その国の人たちは
みんな白内障なのか?
と、思われますが、そうでもないようです。
欧州人はガラクトースをグルコースに
変換する酵素、ガラクトキナーゼを
成人しても持っているそうです。
まとめ
牛乳、ヨーグルトなどの乳製品は、
健康に良い影響をもたらす一方で、過剰に
摂取すると逆に体に不具合をもたらすようです。
どんな健康食品でも、食べ過ぎは良くない、
ということなのでしょう。
バランスの良い食生活を心がけたいものです。
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