白内障の原因は糖尿病?紫外線や若さも関係ある?

白内障と糖尿病は深い関係があります。

糖尿病になると高血糖状態が続き、様々な

合併症を引き起こします。白内障はその1つ。

糖尿病だから白内障になるというよりも、

白内障の危険因子の1つに糖尿病があると

言った方がよいでしょう。白内障の原因の

第一位は加齢です。

腎臓、神経障害、網膜症と言った

糖尿病3大合併症よりは白内障の

発症数は少ないですが、決して無視は

できません。

糖尿病白内障になることによって、

緑内障や網膜症と言った他の目の病気を

引き起こす可能性もあるからです。

また糖尿病が原因の白内障は、加齢による

白内障と比べ、かなり深刻です。

白内障には、糖尿病と加齢以外にも気を

つけることがあります。

白内障の危険因子を知っておけば、

予防にも役立つことでしょう。

スポンサーリンク



糖尿病になると白内障になる原因は?

糖尿病白内障は、糖尿病の合併症で

よく知られる糖尿病網膜症、新生血管

緑内障とはまた違った合併症です。

高血糖により発生した糖や酸化物質が

水晶体に蓄積、変異を起こして白内障を

引き起こすと言われていますが、正確な

原因は分かっておりません。

糖尿病による白内障は2種類

糖尿病が原因の白内障も大きく2つに分かれます。

仮性糖尿病白内障

糖尿病と加齢の2つの原因が

合わさってなる白内障。

高齢者の大半はこの仮性糖尿病白内障です。

真性糖尿病白内障

高血糖が原因でなる白内障。

30代、40代と比較的若い世代でも、

糖尿病なら白内障も併発する可能性が

充分にある、ということです。

一般的な白内障検査と同じく、

細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査で

水晶体の傷や白濁を調べる検査で診断します。

真性糖尿病白内障の場合、水晶体の

皮質の部分に点状の白濁が見られます。

さらに糖尿病にかかると白内障の進行も、

老人性白内障よりも早くなるため、

早めの治療と対策が必要になります。

糖尿病が原因の白内障はこんなにも恐ろしい!

「糖尿病が原因の白内障とは言っても、

加齢性の白内障と同じように眼内レンズを

入れたら大丈夫でしょ?」

と思う人は、考えを改めてください。

糖尿病が原因の白内障は、単なる目の

老化ではありません。

糖尿病白内障は老人性白内障よりも

かなりリスクの高い白内障です。

白内障の進行が早い

高血糖状態が続くと、血管や末端神経に

血糖が固まりやすくなるため、水晶体や

周辺組織にも影響があります。

手術ができない場合もある

糖尿病とは、血糖コントロールが

できない状態にあることです。

血糖コントロールができないと、

手術による合併症リスクが大幅に

高まりますので、血糖値が安定するまで

手術はできません。

他の目の病気を引き起こす

糖尿病白内障が進行すると、緑内障や

網膜症も発症する可能性もあります。

緑内障や網膜症は失明のおそれもある病気です。

スポンサーリンク



紫外線も白内障に関係がある?

紫外線は光の中でもかなり強い光で、皮膚や

目に深いダメージを与えます。

皮膚の場合はシミやくすみだけではなく、

最悪皮膚ガンの原因にも。

また目の奥深くまで届く強い光で、水晶体に

負担をかけ、白内障を促進させます。

予防法は若い頃からのUVケアに他なりません。

外出時は帽子とサングラス、日傘などを使い、

目に紫外線が入らないように工夫する必要があります。

サングラスはしっかりと紫外線をカットする

効果のあるものを選びましょう。

若さと白内障の関係は?

白内障は目の老化現象とも言える

目の病気ですが、若ければ絶対に

白内障にならないとは限りません。

子供の白内障は、まず遺伝性の白内障を

疑った方が良いでしょう。

また目に怪我を負って水晶体に傷が

付いてしまい、白内障になる若年層も。

遺伝の他にも、アトピー性皮膚炎で目を

よく擦る、ステロイド剤を使っている、

タバコを吸っている人など白内障の

リスク因子はあります。

まとめ

目の老化と言われている白内障ですが、

糖尿病や遺伝、紫外線にその他の病気など

多くの因子で発症する可能性はあります。

20代、30代でも目がかすむ、物が見え

にくいなどの症状があれば眼科で調べて

もらった方が良いでしょう。

スポンサーリンク



スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする