白内障の治療薬は、日本国内では認可されて
いませんが、海外では白内障の改善に効果が
あると言われている薬が販売されています。
その代表格がCan-C(キャンシー)。
アメリカで開発され、欧米で絶大な支持を
受けています。
ちなみに白内障治療薬として「クララスティル」
という薬も有名ですが、クララスティルはCan-Cの
ジェネリック医薬品で、成分はCan-Cとほぼ同じです。
Can-Cは(クララスティルも)日本国内では
認可されていないので、国内で手に入れるには、
個人輸入を利用するしか方法がありません。
個人輸入はまだリスクもあり、また日本では
認可されていない薬ということで、利用には
不安があるかと思われます。
白内障が治り、手術しなくても済むにようなる、
と簡単に認識するだけではなく、Can-Cはどういう
薬なのか、本当に効果があるのかをきちんと
認識してから購入しましょう。
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白内障の目薬Can-Cのメリット
Can-Cは日本では未認可の薬ですが、白内障治療に
効果がると評判です。
輸入代行も今ではかなり手軽に利用できるように
なっているので、国内での販売実績を堅実に
伸ばしています。
白内障の進行をある程度は抑えることができる
Can-Cには、Nアセチルカルニチンという
成分が含まれています。
このNアセチルカルニチンは、眼球の水分と
結合しカルノシンという抗酸化作用のある
成分へと変化し、水晶体の酸化を抑えます。
カルノシンはもともと眼内に存在する
抗酸化成分で、カルノシンが減少すると
水晶体の酸化が進み、白内障になって
しまうのです。
予防目的でも使える
白内障は加齢による抗酸化作用が衰え、
水晶体の変異が始まります。
50台から水晶体の異変が始まり、80台とも
なるとほぼ100%白内障を発症していると
言われています。
つまり自覚症状のない50台からCan-Cを
点眼し続ければ、白内障予防が期待できます。
犬の白内障にも効果がある
近年、犬の白内障も人間と同じメカニズムで
あることが分かっています。
犬の老化によ白内障も、Nアセチルカルニチンが
効果があるされ、白内障治療にCan-Cの使用を
すすめている声も。
処方箋がいらない
Can-Cは日本では認可されている薬では
ないので、当然ながら国内のドラッグストア、
眼科では購入できません。
逆に言えば、日本国内の眼科医の許可がなくても
使用できると言えますね。
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Can-Cのデメリット
逆にCan-Cのデメリットはあるのでしょうか?
価格が高め
当然ですがCan-Cには国民健康保険が使えない上、
海外から輸入する形で購入するので値段は
高めになります。
価格は2本入り1箱(約60日分)で約7000円です。
予防目的で50台から点眼すると、2ヶ月で7000円、
1年で約42000円、10年、20年と続けていくと…
購入にリスクがある
現在でも偽物、粗悪な薬が横行しているのも実情。
Can-Cにも偽物が出回っており、本物と偽物の
見分け方を解説しているサイトもあります。
決して安価な薬もない上、目に入れるものなので
確実に本物を購入しましょう。
副作用がある
Can-Cには目のかゆみの副作用があります。
その他の重篤な副作用は公開されていませんが、
絶対にないとは限りません。
特にアレルギーや持病のある人、他の目の
病気を持っている人は注意してください。
使用できるのは白内障初期のみ
Can-Cは臨床試験でも白内障が改善されたと
発表されていますが、決して混濁した水晶体が
元に戻る訳ではありません。
また白内障の改善自体も個人差があり、絶対に
進行を抑えるという保証もありません。
Can-Cを点眼しても手術に至った人もいます。
12歳以下は使用できない
Can-Cは老人性白内障が対象の薬ですので、
子供への使用はしないでください。
ピノキシレン系の点眼薬と併用できない
ピノキシレン系の点眼液はカリーユニなどの
点眼液です。現在カリーユニも処方され、
点眼している人は使用しないでください。
まとめ
Can-Cは決して白内障治療薬ではありません。
また白内障の進行を止める、抑える効果は、
日本では臨床試験をされていないので、
肝心の効果は、カリーユニとの比較も
不明です。
進行を抑えるためには、ずっと点眼し続ける
必要もあるので、効果や値段、リスクなどを
ふまえ、カリーユニを選ぶか、Can-Cを選ぶか、
はたまた点眼薬は使わないか、よく考える
必要があります。
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