緑内障の治療費、薬と手術だといくらぐらい違うのか?

治療費の面で考えれば、薬と手術を比べると、

前者の方が低く済むケースがほとんどです。

しかし手術はもちろん、

点眼薬ないし内服薬のみでの治療の場合でも、

決して安い治療費とは言えないでしょう。

薬も手術も主流の治療法であれば

医療保険が適応されますが、

緑内障には完治はなく、

進行を遅らせるためにずっと通い続けなければなりません。

つまり緑内障とは一生付き合わなければならない病気なのです。

ですので緑内障の発覚が早ければ早いほど

眼科へかかる年数は長くなります。

緑内障患者が眼科へかかる頻度は、

平均して月に1回程度。

時間的な負担も金銭的な負担も

トータルで考えれば、結構なものになると予想されます。

高齢になって緑内障が発覚したとしても、

すでにかなりの視野欠損にまで進行していれば、

それだけ高度な治療法で望まなければなりません。

最悪の場合、即手術、という可能性も充分にあります。

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緑内障の検査の費用は?

緑内障で眼科へ通う場合、

必ず緑内障検査と医師の診察を受けます。

緑内障の薬はすべて医師の処方によってのみ

買えるものですので、純粋に薬のみで治療は不可能です。

緑内障の検査は、眼圧検査、眼底検査、視野検査、

クリニックによっては画像解析検査の4つの検査があります。

どれも目の状況や緑内障の進行具合を知る

重要な検査ですので、必ず受ける必要があります。

検査内容は薬での治療の人も、手術をした人でも変わりません。

検査費用は診察代も含まれ、

3割負担で2000円前後が一般的のようです。

緑内障の検査技術も日に日に進歩しています。

さらなる高性能な最新技術を使っての診察、

検査になる場合は、さらに費用はかかるでしょう。

緑内障の目薬の費用は?

緑内障の目薬は成分によって違いがありますが、

平均して1本あたり800円程度が相場です。

しかし目の状況によっては、

複数の薬を処方されるので、

1回の薬代も1000円から2000円近くかかる場合もあります。

手術の費用は?

手術も当然ながら医療保険が適応されます。

それでも入院なども含めると、

薬のみの治療と比べて高額になってしまいます。

濾過手術(線維柱帯切除術、線維柱帯切開術など)

片目 5万から7万円

インプラント挿入術(チューブシャント手術)

片目 9万から10万円以上

両目となりますとその倍かかります。

入院費に加え、退院後の通院と

薬にかかる費用なども加える必要があります。

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薬のみの治療と手術の費用、どれくらいの差がある?

薬のみの場合でも、定期的な検査と診察が必要です。

1回の診察費と薬の費用は、

患者にもよりますが、4000円前後と見た方がよいでしょう。

手術の場合は、手術費用に加えて、

上記の診察検査費用が4000円程度かかります。

緑内障の治療は発覚した時からずっと続くので、

トータルでどちらが高額になるかは一概には言えません。

緑内障の治療をストップすることは

すなわち失明につながるので、

治療を辞めることは絶対にしないでください。

生命保険が使える?

任意の医療保険、いわゆる生命保険にも

緑内障の治療が還付の対象に含まれている場合もあります。

一度加入している保険を調べてみてください。

当然ですが、緑内障にかかってからでは、

緑内障が対象の生命保険に入ることはできません。

確定申告も忘れずに

家計を同一としている世帯の医療費が

その年で10万円を超える場合、医療費控除の対象になります。

手術をした場合、入院費などを含めると10万円を

超えるケースがほとんどですので、確定申告をしてください。

薬のみの治療で、月4000円前後の治療費の人でも、

年間でおよそ48000円。

同世帯の家族の医療費と合わせると

10万円を超えるかもしれません。

病院へかかった時の領収書は取っておくと良いですね。

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